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介護・福祉業界の人手不足を解決へ!採用管理システム(ATS)の活用法

介護・福祉業界では、サービスを必要とする人が増える一方、現場を支える人材の確保が追いつかず、慢性的な人手不足に悩む事業所が少なくありません。採用担当者を専任で置けず、施設長や現場責任者が通常業務と並行して求人掲載や応募者対応を担っているケースもあります。

限られた人員で採用力を高めるには、求人媒体を増やすだけでなく、応募受付から面接、採用決定までの流れを整える必要があります。そこで役立つのが採用管理システム(ATS)です。本記事では、介護・福祉業界の人手不足対策にATSをどう活用できるのかを、基本機能から実践方法まで解説します。

介護・福祉業界で人手不足が続く背景

介護需要の拡大に人材確保が追いついていない

高齢化に伴って介護サービスの需要が広がる一方、生産年齢人口の減少により、採用市場で確保できる人材は限られています。介護職だけでなく、ケアマネジャー、看護職、生活相談員、事務職など複数職種を同時に募集する事業所も多く、求める資格や勤務条件も職種ごとに異なります。

候補者が複数の事業所を比較する状況では、求人を掲載して待つだけでは十分とはいえません。求職者に見つけてもらう仕組みと、応募を確実に選考へつなげる仕組みの両方が必要です。採用活動のどこで候補者が離脱しているかを把握し、継続的に改善する視点が求められます。

業務負担や職場のイメージが応募の壁になりやすい

介護の仕事には身体的な負担、不規則な勤務、夜勤などがあるという印象を持たれやすく、仕事内容や職場環境が十分に伝わらなければ応募をためらわれます。給与や休日だけを並べた求人票では、教育体制、チームで支える仕組み、ICTによる負担軽減といった職場独自の魅力を伝えきれません。

採用では、仕事の大変さを隠すのではなく、具体的な業務内容と支援体制をセットで示すことが大切です。入社後の働き方を現実的にイメージできる情報があれば、納得して応募する候補者を増やしやすくなります。職員インタビューや一日の流れ、研修内容も有効な材料です。

採用後のミスマッチが早期離職につながる

採用人数を優先するあまり、現場が求める人物像と選考基準が一致していないと、入社後にミスマッチが起こりやすくなります。施設形態、利用者の要介護度、夜勤の有無、身体介助の範囲、チーム体制などによって、必要な経験や適性は異なるためです。

早期離職を防ぐには、募集前に現場の要望を整理し、面接で確認する項目を共通化する必要があります。採用は欠員を埋める作業ではなく、定着までを見据えたマッチングです。選考時の評価や候補者の希望を記録し、入社後の受け入れ担当者へ引き継ぐことも重要です。

採用管理システム(ATS)とは

応募から採用までの情報を一元管理するシステム

採用管理システムは、求人情報、応募者の連絡先、応募経路、保有資格、選考状況、面接評価などを一つの環境で管理する仕組みです。メール、表計算ソフト、紙の履歴書に情報が分散する状態を減らし、担当者が変わっても同じ情報を確認できるようにします。

介護・福祉業界では、複数施設や複数職種の採用を並行して進めることがあります。ATSで応募先、希望勤務地、資格、勤務可能時間などを整理すれば、「誰に、誰が、どこまで対応したか」を見える化でき、連絡漏れや重複対応を防ぎやすくなります。

介護採用で役立つATSの基本機能

代表的な機能には、求人媒体からの応募情報取り込み、応募者管理、選考ステータス管理、メールやメッセージのテンプレート送信、面接日程調整、面接評価、権限設定、採用データの集計があります。製品によっては採用ページ作成や求人検索エンジンとの連携にも対応します。

すべての機能が必要とは限りません。現場の課題が応募不足なら求人連携、対応遅れなら自動通知やテンプレート、選考のばらつきなら評価機能が優先されます。自社の採用ボトルネックに合う機能から選ぶことが、導入後に使われ続けるシステム選定の基本です。

介護・福祉業界がATSを導入するメリット

応募者対応を迅速化して機会損失を減らせる

人材獲得競争が厳しい市場では、候補者が複数の求人へ同時に応募することもあります。応募に気づくのが遅れたり、面接候補日の提示に時間がかかったりすると、他事業所の選考が先に進み、面接前に辞退されるおそれがあります。

ATSで新着応募を通知し、受付連絡や日程案内をテンプレート化すれば、担当者の負担を抑えながら初動を早められます。応募直後の対応スピードを仕組みで安定させることで、貴重な応募を面接へつなげやすくなり、候補者にも丁寧な印象を与えられます。

複数拠点・複数職種の採用状況を可視化できる

本部と施設が別々に応募者を管理していると、対応状況の確認に電話やメールが必要になり、意思決定が遅れます。ATSで情報を共有すれば、本部は全体の進捗を確認し、現場責任者は担当施設の候補者や面接予定を確認するという役割分担が可能です。

閲覧・操作権限を設定できる製品なら、必要な情報だけを関係者へ共有できます。採用情報を一元化しながら、拠点ごとの責任範囲を明確にすることで、属人化を抑えられます。急な担当変更があっても、過去の連絡や評価を引き継ぎやすくなります。

採用業務を効率化し現場との対話に時間を使える

応募者情報の転記、定型メールの作成、日程の往復調整、進捗表の更新などは、一件ごとは短くても積み重なると大きな負担です。ATSで定型作業を減らせば、採用担当者は求人内容の改善や現場へのヒアリング、候補者との面談など判断が必要な業務に時間を振り向けられます。

ただし、システムは人の代わりに魅力を伝えたり、候補者の不安をすべて解消したりするものではありません。自動化で生まれた時間を、人に向き合う採用へ再配分することが本来の目的です。機械的な連絡だけで終わらせず、要所では個別対応を行いましょう。

採用データを蓄積して求人施策を改善できる

応募数だけを見ていると、どの採用手法が採用につながったか判断できません。ATSで応募経路、面接数、内定数、採用数、辞退理由などを記録すれば、媒体や職種、施設ごとの傾向を比較できます。採用単価や選考期間を確認できる製品もあります。

応募数ではなく採用・定着につながる経路を評価することで、限られた予算を配分しやすくなります。たとえば応募は多いのに面接率が低い場合は初回連絡を、面接後の辞退が多い場合は求人情報や面接での説明を見直すなど、次の行動を具体化できます。

介護の人手不足対策につながるATS活用法

職種・施設ごとの採用要件を整理して求人を作る

導入時は、介護職、看護職、ケアマネジャーなどの職種別に、必須資格、経験、勤務時間、夜勤、勤務地、担当業務を整理します。同じ職種でも施設によって役割が異なる場合は、求人を分けて実態に即した情報を示します。曖昧な表現を減らすことがミスマッチ防止の第一歩です。

要件だけでなく、未経験者への研修、資格取得支援、記録業務の効率化、休暇の取りやすさ、キャリアパスなど、自社で働く理由も明文化します。候補者が知りたい情報と現場が伝えたい魅力を求人票で接続することが、応募の質を高める活用法です。

応募受付と一次連絡を標準化する

応募経路ごとに確認方法が異なると、見落としが起こりやすくなります。ATSへ応募情報を集約し、新着応募の通知先、初回連絡の担当者、返信期限、連絡が取れない場合の再連絡ルールを決めましょう。メールやメッセージの文面は、候補者が次に何をすればよいか明確にします。

テンプレートは効率化に有効ですが、職種や応募経路を無視した一律文面では不信感を与えることがあります。氏名、応募職種、施設名、面接方法などを正しく差し込み、速さと個別性を両立した応募者対応を目指します。返信率も記録し、文面を改善してください。

面接評価を共通化してミスマッチを減らす

面接官の経験や感覚だけで判断すると、施設によって採用基準がばらつきます。資格や経験に加え、希望する働き方、介護観、チーム連携への考え、業務理解、入社可能時期など、確認項目を評価シートに設定します。評価理由を文章で残すことも大切です。

共通項目を設けても、すべてを点数だけで決める必要はありません。現場責任者の所見と候補者本人の希望を併せて確認し、採用判断の根拠を関係者で共有できる状態をつくります。内定後は評価内容を受け入れ準備や配属後のフォローにも活用できます。

歩留まりを分析して採用フローを改善する

応募、連絡、面接設定、面接実施、内定、入社の各段階で人数を集計すると、離脱が多い地点を把握できます。施設別、職種別、応募経路別に比較すれば、全社平均だけでは見えない課題も見つかります。まずは毎月同じ指標を確認することから始めましょう。

面接設定率が低ければ連絡速度や候補日の出し方、内定承諾率が低ければ条件提示や職場理解の機会を見直します。ATSは記録の箱ではなく、採用活動を改善するためのデータ基盤です。数字の変化と実際の候補者の声を組み合わせて判断します。

介護・福祉業界向けツールの機能や比較軸を確認したい場合は、介護・福祉業界向け採用管理ツールの選び方も参考にしてください。

介護・福祉業界向けATSの選び方

利用中の求人媒体と連携できるか

求人媒体との連携範囲は製品によって異なります。現在使っている介護職向け媒体、総合求人サイト、自社採用ページからの応募を取り込めるか確認しましょう。応募情報を自動で取り込めない場合でも、CSVや手入力で無理なく集約できるかが判断材料になります。

連携数の多さだけでなく、自社が実際に使う媒体への対応が重要です。将来的に採用チャネルを増やす予定がある場合は拡張性も確認し、応募の入り口から採用決定まで切れ目なく管理できるかを、実際の運用フローに当てはめて比較してください。

現場責任者でも迷わず使えるか

介護現場では、採用専任者以外が候補者情報の確認や面接評価を行うことがあります。画面が複雑で入力項目が多すぎると、利用が定着せず、別の表計算ソフトや紙へ戻ってしまいます。無料体験やデモでは、現場担当者にも操作してもらうとよいでしょう。

スマートフォンで必要な操作ができるか、候補者を検索しやすいか、面接評価を短時間で入力できるか、通知が分かりやすいかを確認します。多機能さより、毎日の採用業務で無理なく使える操作性を優先することが、導入効果を持続させるポイントです。

権限設定と個人情報保護の仕組みがあるか

応募者情報には、氏名、連絡先、職歴、資格などの個人情報が含まれます。複数拠点で利用する場合は、本部管理者、施設長、面接担当者など役割ごとに閲覧範囲と操作権限を設定できるか確認しましょう。退職者のアカウント停止をすぐ行える運用も必要です。

通信や保存データの保護、アクセスログ、バックアップ、データの保管場所と削除方法、外部サービス連携時の扱いも確認します。便利さと同時に、誰がどの情報へアクセスできるかを管理する視点を持ち、社内の個人情報管理ルールと整合させてください。

導入後の支援と費用対効果を確認する

初期設定、求人媒体との接続、選考フローの設計、データ移行、利用者向け研修など、導入時に必要な支援を確認します。月額料金だけでなく、初期費用、オプション、利用人数や応募者数による追加費用、最低契約期間も含めて比較することが大切です。

効果は採用人数だけでなく、応募対応時間、面接設定率、採用までの日数、管理工数の削減でも測れます。導入前の数値を記録し、導入後に同じ指標で比較することで、費用対効果を判断できます。必要な機能を絞った段階導入も有効です。

ATS導入を成功させる進め方

課題と目標を決めて小さく運用を始める

最初に「応募への初回連絡を早める」「面接日程調整の工数を減らす」「施設別の進捗を見える化する」など、解決したい課題を具体化します。すべての業務を一度に変えるのではなく、特定施設や職種で試し、運用上の問題を洗い出してから広げる方法もあります。

管理項目を増やしすぎると入力が続きません。採用判断や改善に使わない項目は減らし、担当者、更新期限、ステータスの定義を決めます。入力した情報が次の行動や判断に使われる設計にすることで、ATSが現場に定着しやすくなります。

採用と定着の施策を両輪で進める

ATSは採用業務を効率化しますが、人手不足のすべてを単独で解決するものではありません。求人で約束した勤務条件や教育体制が実態と違えば、採用できても定着しません。職場環境、業務負担、研修、相談体制、評価制度の改善も同時に進める必要があります。

選考時に得た希望や不安を入社後の担当者へ引き継ぎ、定期面談でギャップを確認しましょう。採用管理ツール全般の比較や基礎知識は、採用管理ツール(ATS)の比較・解説ページでも確認できます。採用の効率化と働き続けられる職場づくりを両立させることが、介護・福祉業界の持続的な人材確保につながります。

まとめ

介護・福祉業界の人手不足に対応するには、求人の露出を増やすだけでなく、応募後の迅速な連絡、拠点間の情報共有、選考基準の統一、採用データの分析が欠かせません。ATSを活用すれば、分散しやすい応募者情報を一元化し、限られた人員でも採用活動を継続しやすくなります。

まずは自社の採用フローを可視化し、どこに時間がかかり、どこで候補者が離脱しているかを確認してください。自社の課題に合う機能を選び、現場が使い続けられる運用をつくることが成功のポイントです。ATSで生まれた時間を候補者や職員との対話に使い、採用と定着の好循環を目指しましょう。

徹底比較
採用管理システム(ATS)
ニーズ別おすすめ3選

採用業務の効率化によって担当者の負担を減らしつつ、採用スピードやマッチングの質を高められるのが採用管理システム(ATS)です。
ここでは、採用活動のニーズに応じて活用しやすいおすすめのATS3選を紹介します。

積極・大量採用
応募者対応・広告出稿を
効率化したい
トルー
トルー

引用元:トルー公式HP
(https://web.toroo.jp/)

AIなどで応募者対応を自動化
現場の採用工数を削減

応募受付から連絡、履歴書回収、条件設定による事前選考、日程調整など、面接前まで自動で対応。
AIでのサンクスメール作成や面談内容の要約・共有もでき、現場で発生する連絡・調整工数を削減します。

媒体に合わせた求人出稿で
大量採用を実現

主要媒体への一括掲載が可能。各配信ロジックに合わせてタイトルやキャンペーンを個別設定でき、露出の最大化を図ることで集客アップにつながります。

公式HPで特徴を
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料金プラン
  • 求人登録数
    50件まで:8.25万円/月
  • 求人登録数
    無制限:9.35万円/月

※すべて税込です。

主な機能

面談日程調整代行・面談要約の自動作成・求人コンプラチェック・求人サイト連携・WEB面談要約作成・サンクスメール自動作成など

公式HPで機能を
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新卒採用
学生フォロー漏れを防ぎ
内定辞退率を下げたい
i-web
i‑web

引用元:i‑web公式HP
(https://i-web-ats.humanage.co.jp/)

学生フォローの仕組み化を
支援し、フォロー漏れを防止

履歴・連絡状況・ステータスをまとめて管理できるため、対応漏れのリスクを削減。志望度や選考状況に応じたグルーピング配信で、精度の高い学生フォローを実現します。

入社前からつながりを深め、
定着につなげるマイページ機能

内定者専用マイページを活用し、企業からの情報共有と内定者間の交流を促進。自己紹介やコミュニケーションを通じて入社前の不安を解消し、辞退を抑制します。

公式HPで特徴を
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料金プラン

公式HPに記載がありませんでした。

主な機能

応募者検索・グルーピング・採用フロー設計・グループ採用管理・応募者マイページ・応募者向けアプリ・社員訪問管理など

公式HPで機能を
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即戦力採用
面接評価を部門横断で見える化し
即戦力人材を逃さない
ハーモス採用
ハーモス採用

引用元:ハーモス採用公式HP
(https://hrmos.co/ats/)

採用KPIを見える化し、
歩留まり改善をサポート

求人別・経路別や面接官別の評価レポートにより、即戦力人材の採用KPIをデータで明確に可視化
目標と進捗をリアルタイムで把握し、歩留まり改善に活かせます。

タレントプール機能で
優秀人材を逃さない

社員紹介やイベントで出会った候補者、過去の応募者をデータベース化し、優秀人材との接点を継続的に管理。将来の採用タイミングに合わせて再アプローチできます。

公式HPで特徴を
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料金プラン

公式HPに記載がありませんでした。

主な機能

面接評価・タレントプール・ヘッドハンターレコメンド・選考実施数レポート・目標対実績レポート・ビズリーチ年収相場レポート
など

公式HPで機能を
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