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求人ボックスとATSを連携して採用を効率化

求人ボックスとATSを連携する3つのメリット

1. 求人情報の自動更新・一括管理が可能に

求人ボックスは、インターネット上のあらゆる求人情報を集約して表示する「求人検索エンジン(アグリゲーションサイト)」です。自社で導入しているATS(採用管理システム)と求人ボックスを連携させる最大のメリットは、求人情報の管理を一元化できる点にあります。ATS上で新しい求人を作成したり、既存の募集要項や給与などの条件を修正したりすると、その内容が自動的に求人ボックス側にも反映されます。

これにより、自社の採用サイトと求人ボックス、さらには他の求人媒体の管理画面をそれぞれ開いて個別に更新する手間が省けます。常に最新かつ正確な募集情報を求職者に届けることができるため、特に複数の店舗や拠点を展開している企業や、募集職種が多岐にわたる企業にとっては、求人管理に関わる業務コストを大幅に削減できる強力な武器となります。

2. 応募者対応の工数削減と歩留まりの向上

ATSと求人ボックスを連携させることで、求人情報の掲載だけでなく、応募データの管理も劇的に効率化されます。求人ボックス経由でエントリーした求職者の情報は、自動的にATSのシステム内に取り込まれます。そのため、採用担当者が手動で応募者のデータをエクセルなどに転記したり、メールソフトや複数の管理画面を行き来して連絡先を確認したりする作業が不要になります。

応募データが一元化されることで、応募受付からサンクスメールの送信、書類選考、面接日程の調整までのリードタイムを大幅に短縮できます。求職者へのスピーディーな対応は、企業への信頼感や志望度の維持に直結します。結果として、面接の無断キャンセルや選考途中での他社への離脱を防ぐことができ、採用活動全体の歩留まり(選考通過率)の向上に大きく貢献します。

3. XMLフィード連携による露出増加と採用力アップ

求人ボックスに自社の求人を掲載する方法として、通常のウェブサイトクローリング(自動巡回)もありますが、ATSを通じた「XMLフィード連携(データフィード連携)」を活用することで、さらに高い集客効果が期待できます。フィード連携を用いると、求人ボックスが推奨するデータフォーマットに沿って、職種、勤務地、給与、雇用形態などの詳細な項目を正確かつ構造的に送信することができます。

情報が整理された状態で連携されるため、求人ボックスの検索アルゴリズムに適切に読み込まれやすくなり、求職者が入力した希望条件の検索結果に対して、自社の求人が上位に表示される可能性が高まります。また、クローリングを待つよりも情報の更新頻度が高く保たれるため、情報の鮮度を重視する求職者へのアピールにも繋がります。表示回数やクリック数の増加が見込めるため、より多くのターゲット層にリーチし、採用力そのものを底上げすることが可能です。

求人ボックス連携対応のおすすめATS・ツール

自社採用向けのおすすめATS(無料・有料)

自社での直接採用を強化したい一般企業向けには、採用サイトの作成機能と求人検索エンジンへの自動連携機能がセットになったATSの導入がおすすめです。市場には無料で手軽に始められるツールから、豊富なカスタマイズ機能や高度な分析機能を持つ有料のシステムまで幅広く存在しています。これらのATSを活用することで、プログラミングやウェブデザインの専門知識がなくても、自社の魅力や社風がしっかりと伝わる求人ページを直感的に作成できます。

作成した求人情報は求人ボックスへ自動的に連携・掲載されるため、集客のための追加作業を大幅に削減可能です。また、多くのATSは応募者管理画面が使いやすく設計されており、選考状況のステータス管理、面接日程の調整、メッセージのやり取りなども一つの画面でスムーズに行えます。まずは無料プランやトライアル期間を利用して使用感を試し、自社の採用規模や解決したい課題に合わせて最適なシステムを選定するのが良いでしょう。

人材紹介・派遣業向けのおすすめATS

人材紹介会社や人材派遣会社のように、常に数十から数万件に及ぶ大量の求人案件を取り扱う企業には、人材業界の業務フローに特化したATSの導入が必須と言えます。例えば「HRBC(ポーターズ)」などの専用システムは、膨大な求人データを効率的に一元管理できるだけでなく、求人ボックスをはじめとする各種アグリゲーションサイトへの一括連携(XMLフィード連携)に強みを持っています。

人材業界向けのATSは、単なる求人の掲載・連携機能にとどまらず、求職者(キャンディデイト)と求人案件の精度の高いマッチング機能、クライアント企業への推薦業務の進捗管理、さらには契約や請求の管理まで網羅している点が大きな特徴です。求人ボックスへのスピーディーな情報更新により、募集が終了した案件の取り下げ遅れ(空求人の掲載)を防ぐなど、媒体掲載における運用リスクの軽減と品質向上にも大きく役立ちます。

フィード作成・連携に特化したツール(MicroATSなど)

すでに自社で採用サイトを構築・運用している場合や、大掛かりな採用管理システムの入れ替えを行わずに求人ボックスへの連携のみを強化したい場合は、データフィードの作成や連携に特化したツールの活用が非常に有効です。その代表的な例として、既存の求人情報から求人検索エンジン向けのフィードを生成する「MicroATS(マイクロATS)」などのサービスが挙げられます。

これらの連携特化型ツールは、自社サイト上の求人データを求人ボックスのアルゴリズムが読み取りやすい最適なフォーマット(XMLフィードなど)に自動で変換し、定期的に送信してくれます。多機能なATSを新規導入するよりも初期費用やランニングコストを抑えつつ、検索結果での表示順位の改善やインプレッションの拡大を狙うための高度なフィード最適化が可能です。現在の採用管理フローは維持したまま、求人ボックスからの集客力だけをピンポイントで底上げしたい企業に最適な選択肢です。

求人ボックスと連携するATS選びのポイント

自社の採用課題・企業規模とのマッチング

求人ボックス対応のATSを導入する際、最も重要なのは自社の採用課題や企業規模にマッチしたシステムを選ぶことです。年間数名を採用する中小企業と、年間数百名を採用する大企業、あるいは派遣・紹介業では、必要となる機能が大きく異なります。例えば、とにかく母集団(応募数)を形成したい場合は、求人作成の自由度が高く、魅力的な採用ページを簡単に作れるATSが適しています。

一方、応募対応の遅れや面接のドタキャンが課題となっている場合は、LINE連携や自動メッセージ機能、カレンダーでの面接日程調整機能が充実しているシステムを選ぶべきです。高額で多機能なツールを導入しても、現場の採用担当者が使いこなせなければ意味がありません。まずは自社の採用業務フローを洗い出し、「どの業務の工数を削減したいのか」「どのような機能が必須なのか」を明確にした上で、無料トライアルなどを活用して操作性を比較検討することをおすすめします。

Indeedや他媒体との同時連携への対応(Indeed Plusなど)

求人ボックスとの連携にくわえて、Indeed(インディード)やスタンバイ、Googleしごと検索(Google for Jobs)といった他の主要な求人検索エンジンへの同時連携に対応しているかどうかも重要な選定基準です。近年では、複数の求人媒体へ自動で最適な配信を行う「Indeed Plus(インディードプラス)」に対応したATSも注目を集めており、採用市場のトレンドは複数媒体への一括配信へとシフトしています。

複数の求人検索エンジンに一括で連携できるATSを選べば、1回求人原稿を作成するだけでインターネット上のあらゆる場所へ募集情報を拡散でき、露出を最大化することが可能です。媒体ごとに管理画面にログインして原稿を修正する手間を省きつつ、あらゆる経路からの応募者を一つのATS上で一元管理できるため、CPA(顧客獲得単価・採用単価)を抑えながら採用業務の効率化と応募数アップを同時に実現できます。導入前に、自社のターゲット層に合った媒体へ自動連携できるかを必ず確認しておきましょう。

XMLフィードの柔軟性とサポート体制

求人ボックスの検索結果で上位表示を狙い、より多くの求職者に求人を届けるためには、システムが自動生成する「XMLフィード(データフィード)」の質が決定的な差を生みます。ATSを選ぶ際は、単に連携できるだけでなく、求人ボックスの推奨するデータフォーマットに合わせて、職種名や給与、勤務地、特徴タグなどの詳細な項目を柔軟に設定・出力できるツールであるかを確認することが大切です。

また、システムの機能面だけでなく、ベンダー(提供元)のサポート体制も欠かせないポイントです。「求人ボックスへの連携設定がうまくできない」「急に求人が表示されなくなった」「より応募を集めるための原稿改善のアドバイスが欲しい」といった際に、迅速かつ的確なサポートを受けられるカスタマーサクセス担当者がいるシステムを選ぶと安心です。特に初めてATSを導入する企業の場合は、運用をしっかりと伴走してくれるベンダーを選ぶことで、導入後の失敗を防ぐことができます。

求人ボックスとATSを連携・掲載する手順

1. 連携対応のATSを選定・契約する

求人ボックスと連携して採用活動を始めるための第一歩は、自社のニーズに合った連携対応のATS(採用管理システム)を選定し、契約することです。前述した選び方のポイントを参考に、求人ボックスへの自動連携機能(XMLフィード連携など)が標準搭載されているか、あるいはオプションで追加可能かを必ず確認しましょう。

また、初期費用や月額料金といったコスト面だけでなく、導入までのリードタイムも重要な要素となります。システムによってはアカウント発行後すぐに利用開始できるものもあれば、初期設定や自社専用の採用サイト構築に数週間から1ヶ月程度かかる場合もあります。採用活動の開始時期から逆算し、スケジュールに余裕を持って比較・選定を進めることが大切です。

2. ATS上で求人原稿を作成・公開する

ATSの導入が完了したら、次はシステム上で実際の求人原稿を作成し、ウェブ上に公開します。この際、求人ボックスの検索エンジンに正しく読み込まれる(インデックスされる)よう、職種名、勤務地、雇用形態、給与などの必須項目を漏れなく、かつ正確に入力することが非常に重要です。

特に職種名や業務内容には、求職者が検索しそうなキーワードを自然に盛り込むことで、求人ボックス内での検索ヒット率や上位表示の可能性が高まります。多くのATSでは、求人原稿作成用のフォーマットやテンプレートが用意されているため、それに沿って魅力的な文章や写真を設定していきましょう。作成した求人をATS上で「公開」状態にすることで、データ連携の準備が整います。

3. 求人ボックスへクローリング(連携)の申請を行う

求人情報が公開されたら、最後に求人ボックス側へデータを読み込んでもらうための手続き(クローリング申請やXMLフィードの登録)を行います。利用するATSによっては、ベンダー側が自動で求人ボックスへの掲載申請やデータ送信を行ってくれる便利なものもありますが、手動で求人ボックスの運用画面から自社採用サイトのURLやXMLフィードのURLを登録して申請するケースもあります。

申請後は、求人ボックスによる掲載審査が行われます。掲載ガイドラインに違反していないか、記載内容に不備や虚偽がないかなどがチェックされ、無事に審査を通過すれば、晴れて求人ボックス上に自社の求人が掲載・連携されます。審査には数営業日かかることが一般的なので、公開希望日がある場合は早めに一連の申請手続きを済ませておきましょう。

まとめ:求人ボックス対応ATSで採用活動を効率化しよう

求人ボックスとATS(採用管理システム)を連携させることは、現代の採用活動において欠かせない施策の一つとなっています。求人情報の自動更新や応募者対応の工数削減といった業務効率化のメリットはもちろん、XMLフィード連携による検索結果での露出増加など、採用力(集客力)そのものを大きく向上させる効果が期待できます。

市場には、無料で手軽に始められるものから、人材紹介・派遣業向けの高度なシステム、データフィード連携に特化したツールまで、多種多様なATSが存在します。自社の採用規模や解決したい課題、さらにはIndeedなど他媒体との同時連携の必要性をしっかりと見極めた上で、最適なシステムを選定することが重要です。

求人作成から面接設定、採用に至るまでのプロセスを一元管理し、求職者に対してスピーディーかつ適切な対応を行うことで、他社との採用競争を勝ち抜きましょう。本記事で解説した選び方のポイントや連携手順を参考に、ぜひ自社にぴったりのATSを導入し、求人ボックス経由での応募獲得・採用成功を実現してください。

徹底比較
採用管理システム(ATS)
ニーズ別おすすめ3選

採用業務の効率化によって担当者の負担を減らしつつ、採用スピードやマッチングの質を高められるのが採用管理システム(ATS)です。
ここでは、採用活動のニーズに応じて活用しやすいおすすめのATS3選を紹介します。

積極・大量採用
応募者対応・広告出稿を
効率化したい
トルー
トルー

引用元:トルー公式HP
(https://web.toroo.jp/)

AIなどで応募者対応を自動化
現場の採用工数を削減

応募受付から連絡、履歴書回収、条件設定による事前選考、日程調整など、面接前まで自動で対応。
AIでのサンクスメール作成や面談内容の要約・共有もでき、現場で発生する連絡・調整工数を削減します。

媒体に合わせた求人出稿で
大量採用を実現

各求人媒体の配信ロジックに合わせてタイトルやキャンぺーンを個別で設定でき、露出の最大化を図ることが可能。結果として集客アップにつながります

公式HPで特徴を
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料金プラン
  • 求人登録数
    50件まで:8.25万円/月
  • 求人登録数
    無制限:9.35万円/月

※すべて税込です。

主な機能

面談日程調整代行・面談要約の自動作成・求人コンプラチェック・求人サイト連携・WEB面談要約作成・サンクスメール自動作成など

公式HPで機能を
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新卒採用
学生フォロー漏れを防ぎ
内定辞退率を下げたい
i-web
i‑web

引用元:i‑web公式HP
(https://i-web-ats.humanage.co.jp/)

学生フォローの仕組み化を
支援し、フォロー漏れを防止

履歴・連絡状況・ステータスをまとめて管理できるため、対応漏れのリスクを削減。志望度や選考状況に応じたグルーピング配信で、精度の高い学生フォローを実現します。

入社前からつながりを深め、
定着につなげるマイページ機能

内定者専用マイページを活用し、企業からの情報共有と内定者間の交流を促進。自己紹介やコミュニケーションを通じて入社前の不安を解消し、辞退を抑制します。

公式HPで特徴を
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料金プラン

公式HPに記載がありませんでした。

主な機能

応募者検索・グルーピング・採用フロー設計・グループ採用管理・応募者マイページ・応募者向けアプリ・社員訪問管理など

公式HPで機能を
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即戦力採用
面接評価を部門横断で見える化し
即戦力人材を逃さない
ハーモス採用
ハーモス採用

引用元:ハーモス採用公式HP
(https://hrmos.co/ats/)

採用KPIを見える化し、
歩留まり改善をサポート

求人別・経路別や面接官別の評価レポートにより、即戦力人材の採用KPIをデータで明確に可視化
目標と進捗をリアルタイムで把握し、歩留まり改善に活かせます。

タレントプール機能で
優秀人材を逃さない

社員紹介やイベントで出会った候補者、過去の応募者をデータベース化し、優秀人材との接点を継続的に管理。将来の採用タイミングに合わせて再アプローチできます。

公式HPで特徴を
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料金プラン

公式HPに記載がありませんでした。

主な機能

面接評価・タレントプール・ヘッドハンターレコメンド・選考実施数レポート・目標対実績レポート・ビズリーチ年収相場レポート
など

公式HPで機能を
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