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採用管理ツールのセキュリティ対策とは?

採用活動のデジタルトランスフォーメーションが進む中で、採用管理ツール(ATS)の導入は一般的になりました。しかし、ツール内には氏名や住所、経歴といった極めて秘匿性の高い個人情報が蓄積されるため、セキュリティ対策の重要性は高まっています。本記事では、ツール導入時に必ずチェックすべきセキュリティ項目や、運用上の注意点について解説します。

なぜ採用管理ツールにおいてセキュリティが重要なのか

個人情報漏洩による社会的信用の失墜

採用管理ツールには、履歴書や職務経歴書、さらには選考中の評価コメントなど、外部に漏れてはならない情報が大量に保管されています。もしもこうした情報が流出するような事態に陥れば、企業の社会的信用は大きく失墜してしまうでしょう。一度損なわれたブランドイメージを回復させるには、膨大な時間とコストが必要になります。また、法的な損害賠償責任が発生する可能性も否定できず、経営に対して深刻なダメージを与えるリスクがあることを十分に理解しておく必要があります。

候補者との信頼関係の構築

昨今の候補者は、自身の個人情報がどのように扱われているかに対して非常に敏感になっています。適切なセキュリティ対策を講じていることを明示できれば、企業としての誠実さをアピールする材料にもなるでしょう。安心して応募できる環境を整えることは、優秀な人材との信頼関係を築くための第一歩となります。逆に、セキュリティ体制に不安を感じさせるような運用があれば、優秀な応募者が選考を辞退してしまう要因にもなりかねません。情報の保護は、単なる守りではなく攻めの採用活動を支える基盤と言えます。

選定時に必ずチェックすべきセキュリティの評価項目

外部機関による情報セキュリティ認証の有無(Pマーク・ISMS)

ベンダーがどのような情報管理体制を敷いているかを判断する指標として、第三者機関による認証の有無を確認してください。代表的なものに、日本国内の規格である「プライバシーマーク(Pマーク)」や、国際規格である「ISMS(ISO/IEC 27001)」が挙げられます。これらの認証を取得しているベンダーは、一定の基準に沿った厳格な管理体制を維持していると客観的に評価されています。自社のセキュリティポリシーに照らし合わせ、どのレベルの認証を求めているかを事前に明確にしておくと、選定がスムーズに進むはずです。

不正アクセスを防ぐログイン認証機能

外部からの不正なアクセスを防ぐためには、ログイン時の認証強化が欠かせません。IDとパスワードによる認証だけでなく、スマートフォンなどを用いた二要素認証(2FA)が利用できるかどうかは重要な判断基準となります。さらに、社外からのアクセスを制限したい場合には、特定のIPアドレスからのみログインを許可する制限機能が有効です。こうした多層的な防御機能が備わっているツールを選ぶことで、アカウントのなりすましや、意図しない場所からのデータ閲覧といったリスクの低減が期待できます。

データの暗号化とバックアップ体制

通信時やデータ保管時における暗号化の仕様についても、詳細を確認しておくことが望ましいです。インターネットを介した通信がSSL/TLSによって保護されていることはもちろん、サーバーに保存されているデータそのものが暗号化されているかどうかが重要になります。また、万が一のシステム障害や災害に備え、データのバックアップが自動的に行われているかも確認しましょう。バックアップが地理的に離れた場所のサーバーに分散して保存されていれば、不測の事態においても迅速な復旧が期待でき、業務への影響を最小限に抑えられます。

安全に運用するために企業側が取り組むべき対策

閲覧権限の最小化設定

採用管理ツールには、人事担当者だけでなく面接官やリファラル協力者など、多くの関係者がアクセスします。情報の流出リスクを抑えるためには、それぞれの役割に応じて必要最低限の範囲に閲覧権限を絞り込むことが効果的です。例えば、面接官には担当する候補者の情報のみを表示させ、それ以外の個人情報や給与交渉の内容などは非表示に設定するといった工夫が考えられます。このようにアクセスできる範囲を細かく制御することで、内部の人間による過失や悪意のある情報持ち出しを物理的に防ぐことが可能になります。

アカウント管理の徹底と棚卸し

システムの運用において見落とされがちなのが、不要になったアカウントの放置です。退職者や異動したメンバーのアカウントがそのまま残っていると、そこがセキュリティ上の大きな脆弱性となってしまいます。メンバーに変動があった際は即座にアカウントを停止するルールを定め、定期的にアカウント情報の棚卸しを実施するようにしてください。あわせて、推測されにくいパスワードの設定や使い回しの禁止など、利用者のリテラシーを高めるための啓蒙活動も継続して行うことで、組織全体のセキュリティレベルを底上げできるでしょう。

まとめ

採用管理ツールの導入は利便性を高める一方で、高度な情報管理の責任を伴います。製品の機能性だけでなく、第三者認証の有無や認証機能の充実度といったセキュリティ面も考慮して選定することが大切です。また、ツール任せにするのではなく、権限設定やアカウント管理といった自社での運用ルールを徹底しましょう。適切なセキュリティ対策を講じることは、候補者からの信頼を守り、ひいては企業の持続的な成長を支えることへと繋がるはずです。

本サイトでは、「積極・大量採用」「新卒採用」「即戦力採用」 の3タイプ別に、現場の課題に適した採用管理システム3選を紹介しています。まずは、自社の採用課題に近いATSからチェックしてみてください。

【ニーズ別】
採用管理システム(ATS)
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徹底比較
採用管理システム(ATS)
ニーズ別おすすめ3選

採用業務の効率化によって担当者の負担を減らしつつ、採用スピードやマッチングの質を高められるのが採用管理システム(ATS)です。
ここでは、採用活動のニーズに応じて活用しやすいおすすめのATS3選を紹介します。

積極・大量採用
応募者対応・広告出稿を
効率化したい
トルー
トルー

引用元:トルー公式HP
(https://web.toroo.jp/)

AIなどで応募者対応を自動化
現場の採用工数を削減

応募受付から連絡、履歴書回収、条件設定による事前選考、日程調整など、面接前まで自動で対応。
AIでのサンクスメール作成や面談内容の要約・共有もでき、現場で発生する連絡・調整工数を削減します。

媒体に合わせた求人出稿で
大量採用を実現

各求人媒体の配信ロジックに合わせてタイトルやキャンぺーンを個別で設定でき、露出の最大化を図ることが可能。結果として集客アップにつながります

公式HPで特徴を
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料金プラン
  • 求人登録数
    50件まで:8.25万円/月
  • 求人登録数
    無制限:9.35万円/月

※すべて税込です。

主な機能

面談日程調整代行・面談要約の自動作成・求人コンプラチェック・求人サイト連携・WEB面談要約作成・サンクスメール自動作成など

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新卒採用
学生フォロー漏れを防ぎ
内定辞退率を下げたい
i-web
i‑web

引用元:i‑web公式HP
(https://i-web-ats.humanage.co.jp/)

学生フォローの仕組み化を
支援し、フォロー漏れを防止

履歴・連絡状況・ステータスをまとめて管理できるため、対応漏れのリスクを削減。志望度や選考状況に応じたグルーピング配信で、精度の高い学生フォローを実現します。

入社前からつながりを深め、
定着につなげるマイページ機能

内定者専用マイページを活用し、企業からの情報共有と内定者間の交流を促進。自己紹介やコミュニケーションを通じて入社前の不安を解消し、辞退を抑制します。

公式HPで特徴を
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料金プラン

公式HPに記載がありませんでした。

主な機能

応募者検索・グルーピング・採用フロー設計・グループ採用管理・応募者マイページ・応募者向けアプリ・社員訪問管理など

公式HPで機能を
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即戦力採用
面接評価を部門横断で見える化し
即戦力人材を逃さない
ハーモス採用
ハーモス採用

引用元:ハーモス採用公式HP
(https://hrmos.co/ats/)

採用KPIを見える化し、
歩留まり改善をサポート

求人別・経路別や面接官別の評価レポートにより、即戦力人材の採用KPIをデータで明確に可視化
目標と進捗をリアルタイムで把握し、歩留まり改善に活かせます。

タレントプール機能で
優秀人材を逃さない

社員紹介やイベントで出会った候補者、過去の応募者をデータベース化し、優秀人材との接点を継続的に管理。将来の採用タイミングに合わせて再アプローチできます。

公式HPで特徴を
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料金プラン

公式HPに記載がありませんでした。

主な機能

面接評価・タレントプール・ヘッドハンターレコメンド・選考実施数レポート・目標対実績レポート・ビズリーチ年収相場レポート
など

公式HPで機能を
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